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2019年7月〜9月
2019年7月〜9月期の景気の現状と2019年10月〜12月期の見通し

回答企業172企業(回答率100%)の調査結果

 庄内地域中小企業の景況感は、業種総合における業況判断指数・DI値(「良い」-「悪い」企業割合)▲13.4となり、前期(2019年4月~6月期)調査時の業況判断指数・DI値▲19.2に比べ5.8ポイントマイナス幅が縮小し、厳しさがやや和らいだ。前期における今期見通し▲16.3に比べ2.9ポイントマイナス幅が縮小した。前年同期(2018年7月~9月期)の業況判断指数・DI値▲22.7に比べ8.7ポイントマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況判断指数・DI値(前期比)は、製造業▲21.2、建設業22.6、卸売業▲27.3、小売業▲18.7、サービス業▲33.3、不動産業9.1となり、前期に比べ製造業、卸売業、サービス業の業況が落込んだものの、小売業の業況は悪化幅が縮小し、建設業の業況は好調感が強まった。
 来期(2019年10月~12月期)の予想判断指数DI値は▲14.6であり、今期実績(▲13.4)に比べ1.2ポイントマ イナス幅が拡大すると予想している。業種別の予想では、製造業▲12.1、建設業9.7、卸売業▲13.6、小売業▲27.0、サービス業▲25.9、不動産業▲9.1となり、建設業の好調感が後退し、不動産業の業況が悪化に転じるものの、製造業・卸売業・小売業・サービス業の業況が水面下ながら改善すると見通している。

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(1)売上額、収益の状況(全業種総合)・・・売上額は収益ともに水面下ながら改善した。

売上額の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は▲2.3で、前期(▲5.2)に比べ2.9ポイントマイナス幅が縮小した。前期における今期予想(▲2.4)に比べ僅か0.1ポイントマイナス幅が縮小した。
収益の前期比DI値は▲2.9で前期(▲6.4)に比べ3.5ポイントマイナス幅が縮小し、今期予想(▲4.0)に比べ1.1ポイントマイナス幅が縮小した。

(2)価格の状況(全業種総合)・・・販売(請負)価格・仕入(原材料)価格ともに下降した。

販売価格の前期比DI値(「上昇」-「下降」企業割合)は5.8で前期(9.9)に比べ4.1ポイントプラス幅が縮小した。今期予想(▲4.7)に比べ10.5ポイントプラス幅が拡大した。仕入価格のDI値は19.7で、前期(32.6)に比べ12.9ポイントプラス幅が縮小した。今期予想(26.2)に比べ6.5ポイントプラス幅が縮小した。

(3)在庫の状況(全業種総合)・・・荷もたれ感が緩和した。

在庫の前期比DI(「過剰」‐「不足」企業割合)は0.7で、前期(4.2)に比べ3.5ポイントプラス幅が縮小した。今期予想(2.1)に比べ1.4ポイントプラス幅が縮小した。

(4)資金繰りの状況(全業種総合)・・・窮屈感が拡大した。

資金繰りの前期比DI値は▲16.3で、前期(▲14.5)に比べ1.8ポイントマイナス幅が拡大した。今期予想(▲14.5)に比べ1.8ポイント、マイナス幅が拡大した。

(5)設備投資の動き(全業種総合)・・・設備投資を実施した企業の割合が減少した。

設備投資状況の前期比DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲18.6で、前期(▲16.8)に比べ1.8ポイントマイナス幅が拡大した。設備投資の実施内容をみると、「車両」が8.6%、「機械設備新・増設」と「事務機器」が各6.8%、「機械設備更改」が6.2%、「事業用土地・建物」・「その他」が各3.1%となった。設備投資を実施した企業割合は26.5%となり、前期(27.2%)に比べ0.7ポイント減少した。

(6)その他(全業種総合)・・・経営上の問題点「売上の停滞・減少」、重点経営施策では「経費を節減する」。

経営上の問題点として 「売上の停滞・減少」 をあげた企業が47.1%と最も多く、次いで 「人手不足」が26.2%、 「利幅の縮小」 が24.4%、 「同業者間の競争激化」 が19.8%、 「人件費の増加」 が11.6%、 「大企業との競争激化」が8.7%、 「人件費以外の経費の増加」が7.0%であった。当面の重点経営施策では、「経費を節減する」 をあげた企業が40.1%と最も多く、次いで 「販路を広げる」 が33.7%、 「人材を確保する」が30.8%、 「技術力を高める」が16.3%、 「情報力を強化する」が11.6%であった。

2. 来期(2019年10月〜12月期)の景況見通し

 全業種総合の来期(2019年10月~12月期)の予想判断指数DI値は▲14.6で、今期(▲13.4)に比べ1.2ポイントマイナス幅が拡大し、業況は厳しさが増すと見通している。来期の売上額予想DI値は▲8.8で、今期(▲2.3)に比べ6.5ポイントマイナス幅が拡大、収益予想DI値は▲13.4で、今期(▲2.9)に比べ10.5ポイントマイナス幅が拡大し、売上・収益ともに低迷すると見通している。販売価格の予想判断指数DI値は7.6で、前期(5.8)に比べ1.8ポイントプラス幅が拡大し、販売価格は上昇すると見通している。仕入価格の予想DI値は27.3で、今期(19.7)に比べ7.6ポイントプラス幅が拡大し、仕入価格の上昇幅も強まると予想している。
 来期の在庫判断DI値は▲4.9で、今期(0.7)に比べ5.6ポイントマイナス幅が拡大し、品薄に転じると見通している。来期の資金繰り判断DI値は▲16.8で、今期(▲16.3)に比べ0.5ポイントマイナス幅が拡大し、窮屈感は改善しないと見通している。雇用面では残業時間判断DIは▲2.8で今期(▲9.3)に比べ6.5ポイントマイナス幅が縮小、人手過不足判断DIは▲30.9で今期(▲28.5)に比べ2.4ポイントマイナス幅が拡大し、人手不足感が拡大すると見通している。来期の設備投資予定の企業割合は、全業種総合では22.2%となり、今期(26.5%)に比べ4.3ポイント減少すると見通している。

 

各業種毎の詳細、その他につきましては、「第181回 中小企業の景気動向」(A4判.48P)をご覧下さい。

目次

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  1. 2019年7月〜9月期の景気の現状と
    2019年10月〜12月期の見通し
    ◇概況
    1. 製 造 業
    2. 建 設 業
    3. 卸 売 業
    4. 小 売 業
    5. サービス業
    6. 不動産業
    調査員のコメントから
  2. 特別調査
    「消費税率引き上げの影響と
    対応について」
  3. 参考資料
    1. 大型小売店の売上状況
    2. 消費者物価指数の推移
    3. 自動車の販売状況
    4. 新設住宅着工戸数
    5. 求人・求職者の動き
    6. 月間有効求人倍率の推移
    7. 企業倒産
    8. 手形交換の推移

 

 

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