176title

平成30年4月〜6月
平成30年4月〜6月期の景気の現状と平成30年7月〜9月期の見通し

回答企業172企業(回答率100%)の調査結果

 庄内地区中小企業の景況感は、業種総合における業況判断指数・DI値(「良い」-「悪い」企業割合)▲22.7となり、前期(30年1月~3月期)調査時の業況判断指数・DI値▲23.2に比べ0.5ポイントマイナス幅が縮小するも、業績は改善しなかった。前期における今期見通し▲8.7に比べ14.0ポイントマイナス幅が拡大した。前年同期(29年4月~6月期)の業況判断指数・DI値▲17.2に比べ5.5ポイントマイナス幅が拡大した。
 業種別の業況判断指数・DI値(前期比)は、製造業▲8.8、建設業3.3、卸売業▲25.0、小売業▲46.9、サービス業▲48.1、不動産業40.0となり、前期に比べ卸売業とサービス業・不動産業の業況が改善したものの、製造業・建設業・小売業の業況が後退した。
 来期(30年7月~9月期)の予想判断指数DI値は▲11.0であり、今期実績(▲22.7)に比べ11.7ポイントマイナス幅が縮小すると予想している。業種別の予想では、製造業2.9、建設業▲3.3、卸売業12.5、小売業▲34.1、サービス業▲29.6、不動産業20.0となり、建設業・不動産業を除く4業種の業況が今期に比べ改善すると見通している。

176graph

1. 今期(平成30年4月〜6月期)の景況

(1)売上額、収益の状況(全業種総合)・・・売上額・収益ともに持ち直しが見られた。

売上額の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は▲8.2で、前期(▲27.8)に比べ19.6ポイントマイナス幅が縮小した。前期における今期予想(1.2)に比べ9.4ポイントマイナス幅が拡大した。
収益の前期比DI値は▲11.6で、前期(▲31.2)に比べ19.6ポイントマイナス幅が縮小し、今期予想(2.9)に比べ14.5ポイントマイナス幅が拡大した。

(2)価格の状況(全業種総合)・・・販売(請負)価格は好転し、仕入(原材料)価格の上昇幅がやや拡大した。

販売価格の前期比DI値(「上昇」-「下降」企業割合)は12.7で前期(▲1.2)に比べ13.9ポイントプラス幅が拡大した。今期予想(2.4)に比べ10.3ポイントプラス幅が拡大した。仕入価格のDI値は26.1で、前期(23.8)に比べ2.3ポイントプラス幅が拡大した。
今期予想(18.5)に比べ7.6ポイントプラス幅が拡大した。

(3)在庫の状況(全業種総合)・・・在庫過剰に転じた。

在庫の前期比DI(「過剰」‐「不足」企業割合)は0.7で、前期(▲0.7)に比べ1.4ポイントプラス幅が拡大した。
今期予想(▲2.7)に比べ3.4ポイントプラス幅が拡大した。

(4)資金繰りの状況(全業種総合)・・・窮屈感がやや弱まった。

資金繰りの前期比DI値(「楽」-「苦しい」企業割合)は▲17.0で、前期(▲19.7)に比べ2.7ポイントマイナス幅が縮小した。今期予想(▲11.6)に比べ5.4ポイントマイナス幅が拡大した。

(5)雇用面の動き(全業種総合)・・・残業時間は縮小したが、人手不足感は改善しなかった。

残業時間の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は、▲7.6で、前期(▲3.5)に比べ4.1ポイントマイナス幅が拡大し、今期予想(5.3)に比べ12.9ポイントマイナス幅が拡大した。人手過不足判断DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲29.1で、前期(▲29.0)に比べ僅か0.1ポイントマイナス幅が拡大した。
今期予想(▲27.9)に比べ1.2ポイントマイナス幅が拡大した。

(6)設備投資の動き(全業種総合)・・・設備投資を実施した企業の割合が増加した。

設備投資状況の前期比DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲19.8で、前期(▲14.1)に比べ5.7ポイントマイナス幅が拡大した。設備投資の実施内容をみると、「車両」が15.4%、「機械設備更改」が11.7%、「事業用土地・建物」が6.2%、「機械設備新・増設」が5.6%、「事務機器」が2.5%となった。
設備投資を実施した企業割合は30.9%となり、前期(23.3%)に比べ7.6ポイント増加した。

(7)その他(全業種総合)・・・経営上の問題点「売上の停滞・減少」、重点経営施策では「経費を節減する」。

経営上の問題点として「売上の停滞・減少」をあげた企業が47.7%と最も多く、次いで「人手不足」が31.4%、「利幅の縮小」が22.1%、 「同業者間の競争激化」が19.8%、「人件費の増加」が14.0%、「大手企業との競争激化」・「材料価格の上昇」が各9.3%であった。
当面の重点経営施策では、「経費を節減する」をあげた企業が43.0%と最も多く、次いで「販路を広げる」が38.4%、「人材を確保する」が30.8%、「技術力を高める」が18.0%、「情報力を強化する」が12.2%であった。

2. 来期(平成30年7月〜9月期)の景況見通し

 全業種総合の来期(平成30年7月~9月期)の予想判断指数DI値は▲11.0で、今期(▲22.7)に比べ11.7ポイントマイナス幅が縮小し、業況は水面下ながら改善すると見通している。来期の売上額予想DI値は5.2で、今期(▲8.2)に比べ13.4ポイントプラス幅が拡大、収益予想DI値は▲1.2で、今期(▲11.6)に比べ10.4ポイントマイナス幅が縮小し、売上は水面下を脱し、収益も改善すると見通している。来期の在庫判断DI値は▲4.1で、今期(0.7)に比べ4.8ポイントマイナス幅が拡大し、品薄に転じると見通している。来期の資金繰り判断DI値は▲10.4で、今期(▲17.0)に比べ6.6ポイントマイナス幅が縮小し、窮屈感は引き続き和らぐと見通している。
 雇用面では残業時間判断DIは1.7で今期(▲7.6)に比べ9.3ポイントプラス幅が拡大、人手過不足判断DIは▲32.5で今期(▲29.1)に比べ3.4ポイントマイナス幅が拡大し、残業時間は増加に転じ、人手不足感は拡大すると見通している。来期の設備投資予定の企業割合は、全業種総合では22.8%となり、今期(30.9%)に比べ8.1ポイント減少すると見通している。

 

各業種毎の詳細、その他につきましては、「第176回 中小企業の景気動向」(A4判.48P)をご覧下さい。

目次

176pamphlet
  1. 平成30年4月〜6月期の景気の現状と
    平成30年7月〜9月期の見通し
    ◇概況
    1. 製 造 業
    2. 建 設 業
    3. 卸 売 業
    4. 小 売 業
    5. サービス業
    6. 不動産業
    調査員のコメントから
  2. 特別調査
    「中小企業経営に関する各種支援制度の利用について」
  3. 参考資料
    1. 大型小売店の売上状況
    2. 消費者物価指数の推移
    3. 自動車の販売状況
    4. 新設住宅着工戸数
    5. 求人・求職者の動き
    6. 月間有効求人倍率の推移
    7. 企業倒産
    8. 手形交換の推移
    9. 庄内三温泉利用者数
    10. 庄内3ゴルフ場入場者数

 

 

小誌はつるしん本支店にご用意しております。ご自由にお持ち帰り下さい。
詳しくは本支店窓口、土曜相談プラザ、または渉外担当にお問合せ下さい。