174title

平成29年10月〜12月
平成29年10月〜12月期の景気の現状と平成30年1月〜3月期の見通し

回答企業174企業(回答率100%)の調査結果

 庄内地区中小企業の景況感は、業種総合における業況判断指数・DI値(「良い」-「悪い」企業割合)▲12.7となり、前期(29年7月~9月期)調査時の業況判断指数・DI値▲9.7に比べ3.0ポイントマイナス幅が拡大し業況は厳しさが増した。前期における今期見通し▲10.9に比べ1.8ポイントマイナス幅が拡大した。前年同期(28年10月~12月期)の業況判断指数・DI値▲12.5に比べ0.2ポイントマイナス幅が拡大した。
 業種別の業況判断指数・DI値(前期比)は、製造業8.9、建設業▲0.1、卸売業▲4.2、小売業▲27.7、サービス業▲40.7、不動産業0.0となり、製造業と小売業が前期に比べ業況が改善したものの、建設業・卸売業・サービス業・不動産業の業況が後退した。
 来期(30年1月~3月期)の予想判断指数DI値は▲27.5であり、今期実績(▲12.7)に比べ14.8ポイントマイナス幅が拡大すると予想している。業種別の予想では、製造業5.9、建設業▲12.8、卸売業▲25.1、小売業▲44.6、サービス業▲63.0、不動産業▲18.2となり、全ての業種の業況が下降すると見通している。

174graph

1. 今期(平成29年10月〜12月期)の景況

(1)売上額、収益の状況(全業種総合)・・・売上額は水面下に落ち込みし、収益は悪化幅が拡大した。

売上額の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は▲6.3で、前期(4.6)に比べ10.9ポイントマイナス幅が拡大した。前期における今期予想(▲3.4)に比べ2.9ポイントマイナス幅が拡大した。
収益の前期比DI値は▲9.7で、前期(▲4.0)に比べ5.7ポイントマイナス幅が拡大し、今期予想(▲2.3)に比べ7.4ポイントマイナス幅が拡大した。

(2)価格の状況(全業種総合)・・・販売(請負)価格は下降し、仕入(原材料)価格は上昇幅が拡大した。

販売価格の前期比DI値(「上昇」-「下降」企業割合)は1.7で前期(4.0)に比べ2.3ポイントプラス幅が縮小した。今期予想(▲0.5)に比べ2.2ポイントプラス幅が拡大した。仕入価格のDI値は24.1で、前期(19.4)に比べ4.7ポイントプラス幅が拡大した。今期予想(13.1)に比べ11.0ポイントプラス幅が拡大した。

(3)在庫の状況(全業種総合)・・・在庫不足に転じた。

在庫の前期比DI(「過剰」‐「不足」企業割合)は▲4.8で、前期(1.3)に比べ6.1ポイントマイナス幅が拡大した。今期予想(0.6)に比べ5.4ポイントマイナス幅が拡大した。

(4)資金繰りの状況(全業種総合)・・・窮屈感がやや緩和した。

資金繰りの前期比DI値(「楽」-「苦しい」企業割合)は▲16.7で、前期(▲17.2)に比べ0.5ポイントマイナス幅が縮小した。今期予想(▲16.5)に比べ0.2ポイントマイナス幅が拡大した。

(5)雇用面の動き(全業種総合)・・・残業時間の増加幅が拡大し、人手不足感は強まった。

残業時間の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は、4.6で、前期(1.7)に比べ2.9ポイントプラス幅が拡大し、今期予想(2.8)に比べ1.8ポイントプラス幅が拡大した。人手過不足判断DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲32.8で、前期(▲29.6)に比べ3.2ポイントマイナス幅が拡大した。今期予想(▲31.5)に比べ1.3ポイントマイナス幅が拡大した。

(6)設備投資の動き(全業種総合)・・・設備投資を実施した企業の割合がやや減少した。

設備投資状況の前期比DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲22.1で、前期(▲22.0)に比べ僅か0.1ポイントマイナス幅が拡大した。設備投資の実施内容をみると、「車両」が27.0%、「機械設備更改」が7.4%、「機械設備新・増設」が5.5%、「事務機器」・「事業用土地・建物」が各4.3%となった。設備投資を実施した企業割合は44.8%となり、前期(46.3%)に比べ1.5ポイント減少した。

(7)その他(全業種総合)・・・経営上の問題点「売上の停滞・減少」、重点経営施策では「経費を節減する」。

経営上の問題点として「売上の停滞・減少」をあげた企業が45.4%と最も多く、次いで「人手不足」が31.6%、「同業者間の競争激化」・「利幅の縮小」が各21.8%、「人件費の増加」が10.3%であった。
当面の重点経営施策では、「経費を節減する」をあげた企業が37.9%と最も多く、次いで「販路を広げる」が35.1%、「人材を確保する」が32.2%、「技術力を高める」が19.0%、「教育訓練を強化する」が13.2%であった。

2. 来期(平成30年1月〜3月期)の景況見通し

 全業種総合の来期(平成30年1月~3月期)の予想判断指数DI値は▲27.5で、今期(▲12.7)に比べ14.8ポイントマイナス幅が拡大し、業況は厳しさを増すと見通している。来期の売上額予想DI値は▲27.6で、今期(▲6.3)に比べ21.3ポイントマイナス幅が拡大、収益予想DI値は▲29.3で、今期(▲9.7)に比べ19.6ポイントマイナス幅が拡大し、売上・収益ともに減少幅が拡大すると見通している。来期の資金繰り判断DI値は▲19.0で、今期(▲16.7)に比べ2.3ポイントマイナス幅が拡大し、窮屈感が強まると見通している。来期の在庫判断DI値は▲1.4で、今期(▲4.8)に比べ3.4ポイントマイナス幅が縮小し、在庫不足は緩和傾向になると見通している。
 雇用面では残業時間判断DIは▲1.2で今期(4.6)に比べ5.8ポイントマイナス幅が拡大、人手過不足判断DIは▲33.4で今期(▲32.8)に比べ0.6ポイントマイナス幅が拡大し、残業時間は減少するが、人手不足感はさらに強まると見通している。来期の設備投資予定の企業割合は、全業種総合では40.5%となり、今期(41.5%)に比べ1.0ポイント下降すると見通している。

 

各業種毎の詳細、その他につきましては、「第174回 中小企業の景気動向」(A4判.48P)をご覧下さい。

目次

174pamphlet
  1. 平成29年10月〜12月期の景気の現状と
    平成30年1月〜3月期の見通し
    ◇概況
    1. 製 造 業
    2. 建 設 業
    3. 卸 売 業
    4. 小 売 業
    5. サービス業
    6. 不動産業
    調査員のコメントから
  2. 特別調査
    「平成30年の経営見通し」
  3. 参考資料
    1. 大型小売店の売上状況
    2. 消費者物価指数の推移
    3. 自動車の販売状況
    4. 新設住宅着工戸数
    5. 求人・求職者の動き
    6. 月間有効求人倍率の推移
    7. 企業倒産
    8. 手形交換の推移
    9. 庄内三温泉利用者数
    10. 庄内3ゴルフ場入場者数

 

 

小誌はつるしん本支店にご用意しております。ご自由にお持ち帰り下さい。
詳しくは本支店窓口、土曜相談プラザ、または渉外担当にお問合せ下さい。