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平成29年7月~9月
平成29年7月~9月期の景気の現状と平成29年10月~12月期の見通し

回答企業175企業(回答率100%)の調査結果

 庄内地区中小企業の景況感は、業種総合における業況判断指数・DI値(「良い」-「悪い」企業割合)▲9.7となり、前期(29年4月~6月期)調査時の業況判断指数・DI値▲17.2に比べ7.5ポイントマイナス幅が縮小し業況は厳しさが和らいだ。前期における今期見通し▲8.1に比べ1.6ポイントマイナス幅が拡大した。前年同期(28年7月~9月期)の業況判断指数・DI値▲15.2に比べ5.5ポイントマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況判断指数・DI値(前期比)は、製造業▲3.0、建設業6.4、卸売業8.3、小売業▲41.7、サービス業▲7.4、不動産業18.2となり、建設業・卸売業・サービス業が前期に比べ業況が改善したものの、小売業の業況が一段と厳しくなり、不動産業の業況は良好感が後退した。
 来期(29年10月~12月期)の予想判断指数DI値は▲10.9であり、今期実績(▲9.7)に比べ1.2ポイントマイナス幅が拡大すると予想している。業種別の予想では、製造業5.9、建設業0.1、卸売業12.5、小売業▲37.5、サービス業▲25.9、不動産業9.1となり、製造業・卸売業・小売業の業況が改善するが、他の業種の業況は下降すると見通している。

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1. 今期(平成29年7月~9月期)の景況

(1)売上額、収益の状況(全業種総合)・・・売上額は増加幅が拡大し、収益の悪化幅が縮小した。

売上額の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は4.6で、前期(0.5)に比べ4.1ポイントプラス幅が拡大した。前期における今期予想(12.1)に比べ7.5ポイントプラス幅が縮小した。
収益の前期比DI値は▲4.0で、前期(▲4.6)に比べ0.6ポイントマイナス幅が縮小し、今期予想(5.6)に比べ9.6ポイントマイナス幅が拡大した。

(2)価格の状況(全業種総合)・・・販売(請負)価格、仕入(原材料)価格ともに上昇幅が縮小した。

販売価格の前期比DI値(「上昇」-「下降」企業割合)は4.0で前期(4.1)に比べ僅か0.1ポイントプラス幅が縮小した。今期予想(10.4)に比べ6.4ポイントプラス幅が縮小した。仕入価格のDI値は19.4で、前期(20.7)に比べ1.3ポイントプラス幅が縮小した。今期予想(26.5)に比べ7.1ポイントプラス幅が縮小した。

(3)在庫の状況(全業種総合)・・・在庫過多に転じた。

在庫の前期比DI(「過剰」‐「不足」企業割合)は1.3で、前期(0.0)に比べ1.3ポイントプラス幅が拡大した。今期予想(▲4.1)に比べ5.4ポイントプラス幅が拡大した。

(4)資金繰りの状況(全業種総合)・・・窮屈感が緩和した。

資金繰りの前期比DI値(「楽」-「苦しい」企業割合)は▲17.2で、前期(▲21.9)に比べ4.7ポイントマイナス幅が縮小した。今期予想(▲15.0)に比べ2.2ポイントマイナス幅が拡大した。

(5)雇用面の動き(全業種総合)・・・残業時間の増加幅が減少し、人手不足感は強まった。

残業時間の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は、1.7で、前期(4.1)に比べ2.4ポイントプラス幅が縮小し、今期予想(9.8)に比べ8.1ポイントプラス幅が縮小した。人手過不足判断DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲29.6で、前期(▲18.9)に比べ10.7ポイントマイナス幅が拡大した。今期予想(▲27.6)に比べ2.0ポイントマイナス幅が拡大した。

(6)設備投資の動き(全業種総合)・・・設備投資を実施した企業の割合がやや減少した。

設備投資状況の前期比DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲22.0で、前期(▲16.6)に比べ5.4ポイントマイナス幅が拡大した。設備投資の実施内容をみると、「車両」が26.8%、「機械設備更改」が7.9%、「事業用土地・建物」・「その他」が各6.1%、「機械設備新・増設」が5.5%、「事務機器」が4.3%となった。設備投資を実施した企業割合は46.3%となり、前期(47.2%)に比べ0.9ポイント減少した。

(7)その他(全業種総合)・・・経営上の問題点「売上の停滞・減少」、重点経営施策では「経費を節減する」。

経営上の問題点として「売上の停滞・減少」をあげた企業が40.0%と最も多く、次いで「人手不足」が29.1%、「同業者間の競争激化」・「利幅の縮小」が各22.3%、「人件費の増加」が13.1%であった。
当面の重点経営施策では、「経費を節減する」をあげた企業が40.0%と最も多く、次いで「販路を広げる」が36.6%、「人材を確保する」が31.4%、「技術力を高める」が14.9%、「教育訓練を強化する」が14.3%であった。

2. 来期(平成29年10月~12月期)の景況見通し

 全業種総合の来期(平成29年10月~12月期)の予想判断指数DI値は▲10.9で、今期(▲9.7)に比べ1.2ポイントマイナス幅が拡大し、業況は厳しさを増すと見通している。来期の売上額予想DI値は▲3.4で、今期(4.6)に比べ8.0ポイントマイナス幅が拡大、収益予想DI値は▲2.3で、今期(▲4.0)に比べ1.7ポイントマイナス幅が縮小し、売上は減少に転じるが、収益は改善すると見通している。来期の資金繰り判断DI値は▲16.5で、今期(▲17.2)に比べ0.7ポイントマイナス幅が縮小し、窮屈感がやや緩和すると見通している。来期の在庫判断DI値は0.6で、今期(1.3)に比べ0.7ポイントプラス幅が縮小し、在庫過多は緩和すると見通している。
 雇用面では残業時間判断DIは2.8で今期(1.7)に比べ1.1ポイントプラス幅が拡大、人手過不足判断DIは▲31.5で今期(▲29.6)に比べ1.9ポイントマイナス幅が拡大し、残業時間の増加幅が拡大し、人手不足感は強まると見通している。来期の設備投資予定の企業割合は、全業種総合では41.5%となり、今期(46.3%)に比べ、4.8ポイント下降すると見通している。

 

各業種毎の詳細、その他につきましては、「第173回 中小企業の景気動向」(A4判.48P)をご覧下さい。

目次

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  1. 平成29年7月~9月期の景気の現状と
    平成29年10月~12月期の見通し
    ◇概況
    1. 製 造 業
    2. 建 設 業
    3. 卸 売 業
    4. 小 売 業
    5. サービス業
    6. 不動産業
    調査員のコメントから
  2. 特別調査
    「中小企業経営と地域との関わりについて」
  3. 参考資料
    1. 大型小売店の売上状況
    2. 消費者物価指数の推移
    3. 自動車の販売状況
    4. 新設住宅着工戸数
    5. 求人・求職者の動き
    6. 月間有効求人倍率の推移
    7. 企業倒産
    8. 手形交換の推移
    9. 庄内三温泉利用者数
    10. 庄内3ゴルフ場入場者数

 

 

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